Can not open




鼕だらずの会の経緯と理念


「松江鼕だらずの会」とは、鼕をこよなく愛する数奇者達が自由に寄り集まって鼕を楽しみつつ、同時にその普及に努める民間道楽団体です。


*経緯
 まず平成11年春、発起人わたしが市内有志を集め、初開催となった「第一回松江鼕まつり」に鼕だらず有志として参加したのがそもそもの始まりです。 翌12年も同様の手法で参加すると、その後各種イベント参加や市内町内の中から特に際だった鼕好きが勧誘され、次第に輪が広がりました。

 平成13年のお城祭りに併催された「松江城櫓竣工祝賀式典」で、祝賀鼕叩きを依頼されるにいたり、これを機会に一つの団体としての形が成立しました。平成14年からは各種イベントでの公演を依頼されるなど活動は本格的になり、平成18年春には新規会員16名を加え、総勢49名の団体となって現在に至っています。  


*理念
 この会の基本理念は、一切の枠を越え鼕の現在や未来を熱く語り、共に分け隔てなく制約もなく、ただ純粋に鼕を叩く事を無上の喜びとする者達の集いであるという一点に集約されるでしょう。 特に、伝承の厳格な制限から離れ、一個人として誰はばかることなく自らが楽しむ、そんな機会の提供こそ会の最も大きな存在意義であり、そこはあたかも一つの「村」の様な場になる事を将来の理念とします。(例:佐渡「版画村」)

 この会は独立した団体であるが故に、各町鼕保存会や松江市鼕行列保存会の範疇の外にあって他者のいかなる干渉も受けませんが、とは言え殆どの会員は何れかの鼕保存町内で各々その伝承・継承に日々努めており、従ってこの会は各町内や松江の伝統を蔑ろにするものでは全く無く、むしろその重要性を一般よりもいっそう深く認識しています。また、この会で得た情報を各々が各町内に持ち帰り、鼕への想いを共有したいとも考えています。

 因みに、この会では時として松江鼕行列から遊離した試行などもしますが、それは会員のお楽しみもさることながら、今後の鼕行事発展のヒントを探るための実践的側面もあって行うものです。
以上

(鼕だらずの会代表・平野)